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サマーウォーズ
2010 / 11 / 05 ( Fri )
サマーウォーズ [DVD]サマーウォーズ [DVD]
(2010/03/03)
神木隆之介桜庭 ななみ

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『「つながり」こそが、ボクらの武器』

09年・日本(アニメーション)
<監督> 細田守
<脚本> 奥寺佐渡子
<キャスト> 神木隆之介/桜庭ななみ/谷村美月/仲里依紗/富司純子/斎藤歩/ 他
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高校2年生の健二は、ある日あこがれの先輩である夏希から「バイト」を頼まれ、一緒に彼女の実家へ出かけることになる。
着いてみればそこには夏希の親せきが大勢集まっていて、明かされたバイトの内容は「みんなの前で恋人のフリをして欲しい」というものだった。
その夜、健二の携帯電話に謎の暗号メールが送られてくる。
クイズ感覚で容易く解いてしまった健二だが、実はそれがインターネット上の仮想世界「OZ(オズ)」にハッカーを侵入させる結果となり、翌日からOZと現実世界の両方で大混乱が起きてしまうのだった…。

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観たのはTV版です。
どうやらカットされたシーンが結構あったらしいと知って、ちょっと残念に思った。
でも普通に面白かったです。

まず何を差し置いても白ウサギのかっこよさがパネェ!!と思った。
リアルなカズマも可愛かった。「もっと取引先に言うみたいに言って」は名言だなこれ。可愛かった。
そして何気に有能な理一おじさんには惚れた。

サイバーにアナログで対抗したおばあちゃんのオトコマエな姿だったり。
家族親族を筆頭に、人間同士の絆によるコミュニティだったり。それに伴っての人海戦術だったり。
はたまた腹が減っては戦は出来ぬ精神のもとに説かれる、基本なんだが忘れがちな「ご飯」の重要性だったり。
それらのメッセージはよく判ったつもりだが、しかし残念ながらいずれも薄味というか、若干とっちらかった印象でした。もう少しポイントを絞って描いてほしかったなと思う。

あと毎度思うが、声についてはそろそろどうにかならんのか…。
俳優さんたちの名前による集客も期待してのキャスティングなのだろうが、さすがに聴くに耐えませんでした。
もちろん俳優さんたちは慣れない分野において大変頑張っていらっしゃると思う。
でも願わくばやっぱりちゃんとプロの声優さんによる、安心して聴ける安定感がほしかった。

しかし冒頭にも書きましたが、なんだかんだで普通に面白かったです。
世間様で大絶賛されているほどの高評価ではなくとも、普通に楽しかった。
個人的には「時かけ」より好きな方向性でした。とはいえ、やっぱり一度観ればもう充分かな…という感想についてはまったく同じ結論(苦笑)
そこはまあ単に好みの問題です。うーん、たぶん相性が良くないんだろうなぁと思う。


私的評価:★★★

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君に届け
2010 / 10 / 24 ( Sun )
君に届け スタンダード・エディション [DVD]君に届け スタンダード・エディション [DVD]
(2011/03/11)
多部未華子、三浦春馬 他

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『簡単になんて伝えられない。本当に、本当に大切な気持ちだから。』

10年・日本 (恋愛)
<監督> 熊澤尚人
<脚本> 根津理香/熊澤尚人  (原作:椎名軽穂)
<キャスト> 多部未華子/三浦春馬/蓮佛美沙子/夏菜/桐谷美玲/青山ハル/ARATA 他
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見た目が暗いせいで「貞子」と呼ばれ、クラスでは浮いた存在の黒沼爽子。
そんな自分に対しても、分け隔てなく接してくれるクラスメイトの風早翔太は、爽子にとって憧れの存在。
彼のおかげで少しずつクラスに溶け込み始めた爽子は、やがて友達にも恵まれ、また風早に対しての「特別な気持ち」にも気付き始める。
実は風早のほうも、健気でひたむきな爽子に特別な感情を抱いていた。
お互いへの大切な気持ちを届けたいと願う、二人の想いの行く先は…。

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どこまでもピュアホワイトな少年少女の、可愛いにもほどがある純愛。
爽やかでキレイなラブストーリーです。
しかし正直、映画全体の総合評価はとくに可もなく不可もなくといったところ。
どうしても最強すぎる原作と比較してしまうのが悲しい…。

そんなわけで原作と切り離して観られなかったので、偏った感想になりますが。
まず絶賛ポイント。
春馬くんの風早はリアル風早だった!
本当になんという実写成功例。眼福でした。ゴチソウサマでした。あの笑顔に何もかもまるっと持っていかれた感じだった。
でも時々「あれ?風早もしかして今ちょっとイラッとしてる?」という表情がちらりと垣間見えた気がするのは、私の深読みだろうか。
それからピンのウザさもリアルでした。
というか演じるARATAがめちゃくちゃピンらしくて、どえらい気持ち悪かったです(たぶん誉め言葉)
女の子は、爽子もちづもやのちんもみんな可愛かった。ちづが特に好みだ!

次に残念ポイント。
爽子のスカート短っ!!
原作どおりに膝下か、せめて膝丈ギリギリであってほしかった!ここ爽子のキャラクター造形に大きく関わるポイントだと思うんだが~…。
あと龍。彼はいかに不言実行タイプの寡黙な役柄とはいえ、役者さんがかなりの棒読みでしょんぼり。ヴィジュアルはすごく龍っぽくて良かったんだけどなぁ。

ストーリーは駆け足でぎゅうぎゅう詰め。
ムリヤリ2時間に纏められているため、ところどころ丸投げで物足りなさは拭えませんが。ゆえに色々(特に後半部分)が原作と異なるのもやむを得ませんが。ついでに欲を言うなら、もうちょっと女の子組の友情締結シーンを丁寧に描いて欲しかったですが(あっさり流された感が強烈…)
でも前面に押し出されている心が洗われるような可愛い青春は堪能できたし、そこそこ普通に満足でした。


私的評価:★★★

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容疑者Xの献身
2010 / 01 / 03 ( Sun )
容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]
(2009/03/18)
福山雅治柴咲コウ

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『その謎を、愛そう。』

08年・日本 (ミステリー/サスペンス)
<監督> 西谷弘
<脚本> 福田靖  (原作:東野圭吾)
<キャスト> 福山雅治/柴咲コウ/堤真一/松雪泰子/北村一輝/渡辺いっけい/真矢みき 他
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貝塚北署の管轄内で、顔を潰され指紋を焼かれた男の変死体が発見された。容疑者として捜査線上に浮かんだのは被害者の元妻。しかし彼女には完璧すぎるアリバイがあり、捜査に行き詰まった内海と草薙は、”ガリレオ”こと天才物理学者・湯川に協力を仰ぐ。
容疑者の隣人で、高校教師の石神は、偶然にも湯川が唯一「本物の天才」と評したかつての旧友だった。事件の裏側に彼の存在を感じた湯川は、彼とコンタクトを取るが…。

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「ガリレオ」シリーズの映画化。
テレビシリーズは数話だけ観たことありますが、いずれも原作は未読。映画のみでも楽しめる作りだったので、特に支障はなく鑑賞出来ました。
しかし単に好みの問題だけども、私は東野氏の書かれる話は苦手なので、氏の著作に対する評価は基本的に低めです。(と前置き)

テレビシリーズは「ガリレオ」こと天才物理学者・湯川学の、個性的で魅力的なキャラクターが非常にうまく活きてましたが、この映画に限っては冴えない天才数学者・石神哲哉がすべてを掻っ攫っていた。
人生に絶望した天才・石神(堤真一)と、その隣人で薄幸の美女・花岡靖子(松雪泰子)、キーパーソンである二人の演技力がそれはもう素晴らしかった。本当に素晴らしかった。さすがの役者魂でした。
失礼だが本来主役であるはずの福山&柴咲組が霞んで見えた。(もともと演技派と呼ぶには遠い二人だが)(さらに失礼)

天才物理学者VS天才数学者、友人である彼らの頭脳戦も展開されてはいるけど、物語の比重はむしろ人間ドラマの方が大きい。
タイトルに「愛」を使わず、敢えて「献身」という単語がチョイスされている、この表現には震えが走りました。なるほど、言い得て妙だ!
まあこれを究極の純愛と見るか、行きすぎた異常行為と見るかは人それぞれでしょうけど。個人的には後者寄りの中間といった感じです。
ついでに堤真一の怪演が素晴らしすぎるあまり、ひたすら気持ち悪い石神というイメージがうっかり定着しかけましたが(ストーカーの役どころが似合いすぎる件)、実はあれすらも計算だったとはしてやられた!

ただ石神の行動には解せない部分があって、そこが疑問として残る。
緻密な計算が行われていたことはわかったが、しかし(ネタバレ反転)最初の事件の死体処理が完璧だったと言うなら、その後の殺人は必要なかったんじゃないのだろうか。死体が発見されない=そもそも事件が発覚しないのだし。(反転終了)
まあそれを言ってしまうとまず物語が動かないので身も蓋もないわけですが(苦笑)

もうひとつ。
湯川の介入は不測の事態だったに違いないけど、それに対する適切な対処がなされていないのも不可解です。石神ほどの天才なら早々に何らかの手を打ちそうなのに。
湯川に掛かれば間違いなく自分のトリックは暴かれると推測していたはず。だったら、湯川から彼女に話が伝わって、彼女が罪の意識に耐え切れず出頭してくることだって予想出来ただろうに。
湯川にも、そして彼女にも、石神がどんな期待をしていたのか全然わからなかった。

総合感想としては。
よく出来た作品かもしれませんが、そしてどこまで原作に忠実なのかも不明ですが、この後味の悪さはさすが東野圭吾だなあとは思った。


私的評価:★★★

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スカイ・クロラ The Sky Crawlers
2009 / 09 / 25 ( Fri )
スカイ・クロラ [DVD]スカイ・クロラ [DVD]
(2009/02/25)
菊地凛子加瀬 亮

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『もう一度、生まれてきたいと思う?』

08年・日本(アニメーション)
<監督> 押井 守
<脚本> 伊藤ちひろ (原作:森博嗣)
<キャスト> 加瀬亮/菊地凛子/谷原章介/栗山千明/平川大輔 他
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ショーとしての戦争がビジネスで行われる世界。
「キルドレ」であるカンナミは、新たにパイロットとして配属された基地で女性司令官のクサナギと出会う。
繰り返される戦闘においてエースとして生き抜く日々の中、やがてカンナミはクサナギが秘める苦悩に触れていくのだが…。

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原作は未読です。
聞いた話によればシリーズの最初の巻だけが映画になったらしいですね。
さほど予備知識のない状態での鑑賞でしたが、とりあえず感想の第一声としては。
何故プロの声優を起用しないのだ。
主人公・カンナミを演じた加瀬氏は大好きですが、お声自体も素敵でしたが、でもやっぱり本職のようにはいかないわけで。感情の起伏が乏しい淡白なキャラクターだったからまだ良かったけれど、しかし残念ながらなかなか素敵な棒読みでいらっしゃいまし…た(苦笑)
加瀬氏のみならず女性陣も然りで、宣伝効果等の事情もあるのだろうが、それでも声はプロを起用して欲しかったと切に思う。悲しいことに、なまじ上手すぎる平川氏(湯田川役)が浮いてしまっていた。

カンナミのキャラクターは好印象でした。変に気負ったところのない、淡々とナチュラルな性格が好ましかった。でもあのペタッとしたヘアスタイルと、卵のようにつるんとした首から上のビジュアルは見慣れるまでにちょっと時間が掛かった事実(苦笑)
トキノのキャラクターも、力の抜け具合がバランス良くて好きだ。

全体的に淡々としている雰囲気も好きです。
切なさが押し出された愁情系の音楽も心地良かった。
世界観については、こういう世界なんだなーと割り切ってしまえば理解も出来る。
でもストーリーは消化不良。残された謎が気になって仕方ない。

とりあえず。
平和を実感するために不可欠な「ショーとしての戦争」が行われる世界であるということ。
主人公・カンナミは戦争請負会社に所属するパイロットで、「キルドレ」であること。
「キルドレ」とは、戦死しない限り、思春期の姿のまま永遠に生き続ける存在であること。
判ったのはこの程度ですが(本当に最低限)、ただ彼らが自分たちを「子供」と主張するわりには、外見は普通に大人だったよなあと思うし(単に絵の問題かもしれないが)。
煙草もビールもガツガツ嗜んでいらっしゃったし(法律が異なると言われればそれまでだが)。
つか声が子供じゃないだろうアレは(声優さんの問題ですかね)。

何よりも「キルドレ」の生体がどうなっているのか謎です。
彼らが繰り返し生かされているらしいことは判ったが、「前任者」の遺伝子はどうやって移し変えられているのだ。
仮に、彼らを生み出している機関にコピーか何かが保存されていたとしても、それならば「前任者」として生きた間の成長(戦闘能力や飛行技術の上達等)は意味をなくしてしまうし。じゃあやっぱりリセットされるわけではなくて、戦死したパイロットから何らかの手段で回収が行われているのだろうか。
判らん…!

判らんと言えばクサナギ、あの人は結局何がしたいのかまったく判りませんでした。
最も行動が不可解な人だった。

レストラン(?)の階段に座っていた老人にもどんな意味があったのかと思う。
存在感だけは何度も重ねて主張されていたけれど、結局何も明かされなかったしな。

飛行(戦闘)シーンだけ3D化するあたりにも何か意味があったのだろうか。
CG技術はともかくとして、中途半端すぎる部分的なリアリティは失礼ですがわりと気持ち悪かったです。アニメーションは平面がいい…。

「繰り返される同じ日々」の中で「子供が否応なく兵士となり戦わされている世界」である以上、それ相応のメッセージは含まれていたように思いますが。
でもそれが観る側にちゃんと伝わるかと言うと、小難しいストーリーが壁となって微妙なところじゃないのかなあとも思う。

独走態勢で放置されてゆく謎を気にせず、こういうもんなんだと世界観だけ眺めるならば、好みの問題はあれど楽しめる映画かもしれません。
でも事あるごとに理屈や解明を求めてしまうと消化不良すぎると言わざるを得ない。どちらかと言えば私は後者であるので、映画として面白かったかと問われるとすみませんが首を傾げます。

ちなみに「キルドレ」という単語は早くから出現するにも関わらず、それが一体何なのか、物語も終盤に差し掛かった頃になってやっと明かされるというのはちょっと引っ張りすぎのような気もした。
そういう手法も有りなんだろうが、しかし消化不良に拍車をかけてくれる一因でもありました。

あとは最後の最後(スタッフロール後のワンシーン)で、クサナギが「眼鏡を外して後任者を出迎えた」ところは、なかなか印象的で良かった。


私的評価:★★

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ハゲタカ
2009 / 07 / 17 ( Fri )
映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]
(2010/01/15)
大森南朋玉山鉄二

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『こんな国に、誰がした。』

09年・日本 (社会派ドラマ)
<監督> 大友啓史
<脚本> 林宏司  (原作:真山仁)
<キャスト> 大森南朋/玉山鉄二/栗山千明/高良健吾/遠藤憲一/松田龍平/中尾彬/柴田恭兵 他
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瀕死の日本企業を次々と買い叩き、「ハゲタカ」の異名を取った元天才ファンドマネージャーの鷲津だが、今や日本のマーケットに絶望し、表舞台から退いていた。
そんな折、彼の前にかつての盟友・芝野が救いを求めてやってくる。
自ら「赤いハゲタカ」と名乗る男・劉一華(リュウ・イーファ)が仕掛けてきた、日本の大手自動車メーカー「アカマ自動車」の買収阻止の手助けを乞われ、乗り出す鷲津だが…。

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ドラマ版はまったくの未見、予備知識もほぼ無し。
この状態で観に行きましたが充分楽しめました。面白かった。

金融、経済、株式、マネー戦争、いずれも未知の世界であり、TOBやらホワイトナイトやら飛び交う専門用語には幾度となく首を傾げましたが、でもそこら辺はなんとなく雰囲気で行けた。
人間関係の描き方が秀逸だったお陰だと思われます。
ラブやアクションといったよく流れて行きがちな派手な要素は一切排除され、終始一貫して企業戦争、戦う男たちの姿のみに徹底されていたのも好印象でした。骨太なドラマだった。

しかし冒頭から主人公・鷲津は、日本に絶望してどこぞの南国で隠居生活の真っ最中だったらしいのですが。
遥々やってきた友の頼みも一旦はあっさり撥ね付けて、とうに見放した日本なんぞもう知るかと我関せずの姿勢をを貫いたかと思ったら、その後わりとあっさり協力体勢でした。
確かに突っ撥ねたままだと話は進まないが、でもだからこそどんな風に返り咲くのか、その展開をちょっと期待していたのに実にあっさりしてました。そうか男に二言はつきものか。

柴田恭兵、松田龍平、栗山千明、いずれの役どころ然り、恐らく鷲津とは過去(ドラマ編)に接点があったんだろうなと思われる人間関係があちこちに発生していて、確かに映画のみだと不透明ではあった。
が、まあ知らないならそれでもいいかとスルー出来る程度の描かれ方だったので無問題でした。
でも唯一松田龍平演じる西野に関しては、何故スタンリーとブルー・ウォールの仲介をしているのかそこだけ謎だった。どうして彼がここで出てくるのだ…?

敵である劉は、かつて鷲津に憧れていた&アカマを愛しているらしい描写がところどころに挟まれていて、且つそれが大いに強烈だったためか、ヒールと言ってもさほど悪くは見えず、終始ただひたすら哀しい男だった…。演じる玉鉄がまたハマりすぎる男前ゆえに一層泣ける…。

派遣工・守山との接触においても、劉の哀しさは如実に描かれていたと思う。
ファミレスでの二人のやり取りからも、劉にとっての守山がただの捨て駒ではないような印象が窺えた。
守山は劉の策に翻弄されることはされるが、揺るぎない信念と強さを持っているところがすごく良かったです。
札束を積まれて腹を立てながらも、散らばったそれに対し尋常じゃなく鬼気迫る勢いの劉を目の当たりにして息を飲み、やがて色んなものを堪えるようにお金を拾い出した時、ああこの子は劉の姿に何かを見た(悟った)んだな、という気がした。
ラストでアカマのGTに乗る守山の姿はさらに一層印象深かったです。上手く言えないけど、あぁなるほどな!と思った。上手く言えないけど。(何をどう伝えて良いかわからないこのもどかしさ!)

鷲津にしろ劉にしろ、この映画は「眼鏡」が実にいい役割を果たしていました。
…と気づいたのはもう映画を観終わってからです、が(苦笑)
戦うときは眼鏡着用、素をさらけ出すときは非着用。過去も現在もそれがきっちり分けて描写されていて、オンオフの切り替えというのか、戦闘アイテムとしてのその巧妙な用い方には感心した。

以下、ラスト付近のネタバレ反転。
劉に向けて何者かがナイフ取り出したとき、一瞬「えっまさか守山!?血迷った!?」と思ったけど違いました(苦笑)
しかしあのホームレスで溢れた公園での強盗にしては、犯人の身なりはそこそこちゃんとしていた(スーツ姿だった?)ように見えたし、あれはもしかして中国政府が送り込んだ刺客とかそういう見方も出来るのだろうか?
いずれにせよ、鷲津との戦いに破れた劉がやがて再起してゆく様を見たかったので、あのラストはものすごくものすごく残念でならない…。

反転終了。


私的評価:★★★★

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海猿
2009 / 07 / 05 ( Sun )
海猿 [DVD]海猿 [DVD]
(2006/04/19)
伊藤英明加藤あい

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『カッコつけてちゃ、命は救えない。』

04年・日本 (ヒューマンドラマ)
<監督> 羽住英一郎
<脚本> 福田靖  (原作:佐藤秀峰)
<キャスト> 伊藤英明/加藤あい/海東健/香里奈/伊藤淳史/村田充/藤竜也 他
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水難による人命救助のエキスパート、『潜水士』を目指す14名の若き海上保安官たち。
そのうちの一人、スーパールーキーと囁かれる仙崎は、技術的にやや劣る工藤とバディを組まされる。
ともに厳しい訓練をこなして行く日々の中、訓練生たちは時にはぶつかり、時には励まし合って絆を深めて行くが、しかしその矢先に事故が起こり…。

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「海猿」と呼ばれる海上保安庁の潜水士候補生たちが、厳しい訓練を乗り越えて成長してゆくさまが描かれた、ド直球な青春映画。

仲間と切磋琢磨して友情を育んで。(ノリがまさにやんちゃな体育会系)
バディとの絆を深めていって。(しかし深まれば深まるほど(ネタバレ反転)死亡フラグが立つよね…
張り合ってたライバルとも打ち解けて。(理解し合った男達、の図式に笑った)
可愛いヒロインとの恋愛要素もちゃんとある。(でも必要性は疑問)

ひねたところの無い、ベタでわかりやすく爽やかな青春街道を驀進する熱血ドラマでした。面白かった。
努力・友情・勝利の三原則に加えて、笑いあり涙あり恋愛あり。少年マンガみたいだな、というのが総合感想。と思ってたらマンガが原作だと知って納得しました。内容に忠実かどうかは不明だが。

非常に薄かった恋愛要素は、それでも必要だったんだろうかと疑問がよぎる。続編への布石というならば理解も出来ますが、肝心の続編は観ていないので残念ながら判断不可能。
ただ加藤あいちゃんの美貌と抜群のスタイルと綺麗な肌にはくぎづけでした。可愛かった!香里奈ちゃんも可愛かったし、キュートなヒロインSにメロメロでした。ふたりとも可愛くて目の保養だった!(海猿どもそっちのけ)

あと記しておきたいことと言えば。
先にも書きましたが反発していた男二人(熱血仙崎と、クールマン三島)が海底で手を取り合い、「わかり合っちゃった男達」を成している様子に辛抱たまらず噴き出したことと(いや笑うところでは)。
その後、全員が浮上してきて歓声に沸く船上で、ひとり帽子のつばをぐっと下げて涙を隠した源教官の男ぶりに惚れたこと。
さらにその後、査問会で潔く懲罰を受けようとする源教官の男ぶりに惚れ直したこと(もういい)、及び教官を庇う海猿たちの言葉を受け入れて査問会をお開きにしたお偉いさん(役名わからんが國村氏が演じている海保の人)に惚れたことでしょうか。
そんな感じで、藤竜也と國村隼、素敵すぎるオジサマにすっかり目と心を奪われました。


私的評価:★★★

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