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ザ・ロック (The Rock)
2009 / 02 / 26 ( Thu )
ザ・ロック 特別版 [DVD]ザ・ロック 特別版 [DVD]
(2006/01/25)
ショーン・コネリーニコラス・ケイジ

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『<ザ・ロック>へ、ようこそ』

96年・米 (アクション)
<監督> マイケル・ベイ
<脚本> デイヴィッド・ワイスバーグ/ダグラス・S・クック/マーク・ロスナー
<キャスト> ニコラス・ケイジ/ショーン・コネリー/エド・ハリス/マイケル・ビーン/ウィリアム・フォーサイス/デイヴィッド・モース/ジョン・スペンサー 他
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アメリカ海軍の英雄ハメル准将が、猛毒の神経ガスロケット弾を奪い、観光客81人を人質にアルカトラズ島を占拠。ロケットの照準をサンフランシスコに合わせ、政府に巨額の身代金を要求した。
ミサイルを解体するため島への潜入を命じられたのは、実戦経験の無い化学兵器スペシャリストのグッドスピードと、かつて脱獄不可能と言われたアルカトラズ刑務所から唯一逃亡した男、初老のメイスンだった…。

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非常に有名ですが、今まで機会がなかったのでこのたび初めて観ました。
ちなみにテレビ(地上波放送)だったので、きっと色々カットされてるんだろうなぁと残念には思う。
とりあえず感想。

アクションとしては申し分なかったと思います。
名優たちの演技も然りで、素っ晴らしく輝いていた!

けど。
なんて中途半端な話なんだ。

かつて脱獄不可能(ザ・ロック)と呼ばれ、現在は既に封鎖されているアルカトラズ刑務所。
そこを脅威の化学兵器を携えて乗っ取った上、ツアーで訪れていた観光客を人質に取った海兵隊。
彼らの望みと目的は、政府に切り捨てられ、無念のうちに死んでいった仲間達の名誉回復と弔いであり、その正当な恩賞を遺族へ与えること。だからこれは正義の戦いだと、そう仰るんだけども。
やり方が無茶苦茶であります。

軍人達のリーダーシップを取るのは、かつて名将と謳われた誇り高き英雄ハメル。
エド・ハリス万歳。
実に素敵でした。この御方は好きな俳優さんの一人なので大変眼福でありました。
役柄としても、恐らくハメルの本質としては忠義と情に厚い人格者である模様。ハメルという一個人を見るならば非常に真っ当な人物であり、それがこんな頭でも打ったんですかと思うほど浅慮テロ行為を展開し、やがてそれが過ちだったと気付くに至る苦悩の演技は本当に見事だった!

なので、一旦放ったミサイルに関しては当然ブラフだろうと思ってはいたんだけども。
それを海に落として霧散させたあたりはいかがなものか。海兵隊が海を汚染するなよ…!誇りはどこ行った!

それと人格者であったことに付随するなら悪いことではないんだが、でも将としてのハメルの甘さはちょっと残念に思いました。
もっとしっかり仲間内で意思の疎通を図っておくか、もっとしっかり絶対的なカリスマであれば良かったものを。中途半端な立ち位置だったせいで最終的に仲間割れで自滅、という結果は悲しすぎるだろう…。なんて無駄なテロ行為だったんだ…。

潜入側はと言えば。
じーさん頑張っております。
しかしいかに優秀な元諜報員であり最高の訓練を受けているとはいえ、33年間も幽閉されて現在60歳をとうに超えているメイスン氏。初老とは思えない素敵な身のこなしには若干の笑いが漏れました。
演技力については勿論素晴らしかったですが。でもじーさん無茶だよ!見ていてちょっと心配になったよ色んな意味で!

そしてもう一人。主人公のグッドスピード。
FBIの化学兵器スペシャリストの肩書きを持つ彼。
役柄的に実戦経験がまるで無く、試験管ばっかり相手にしてきたのに突然アクションフルスロットルな世界に放り込まれてしまった、気の毒な巻き込まれ型主人公。
少しは同情してくれ!と嘆くわりには、実に見事な動きでバトルを乗り切る不死身さを見せつける男。
『研究者』のいわゆるインドア的なイメージは持っていらっしゃいません。つかニコラス・ケイジ自身にアクションがハマり過ぎているせいなのか、あまりに説得力に欠けていて同情の必要性をまるで感じさせません。

潜入側の二人(グッドスピードとメイスン)の友情はそこそこ好ましかったです。
年齢もタイプも異なる、まさに異種間交流的な彼らのコンビネーションは面白かった。
でも個人的に、無関係の人間を巻き込む系の展開は激しく我慢ならないというか普通に嫌いなので、冒頭でやらかしてくれた実に腹立たしいカーチェイスが尾を引いていて、彼らに対する好感度はさほど高くないままです(苦笑)


私的評価:★★★

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誰も守ってくれない NOBODY TO WATCH OVER ME
2009 / 02 / 06 ( Fri )
誰も守ってくれない プレミアム・エディション<初回生産限定> [DVD]誰も守ってくれない プレミアム・エディション<初回生産限定> [DVD]
(2009/09/02)
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『俺に、人を守れるのか。

あなただけは、信じてる。』


09年・日本 (ヒューマンドラマ)
<監督> 君塚良一
<脚本> 君塚良一/鈴木智
<キャスト> 佐藤浩市/志田未来/松田龍平/石田ゆり子/佐々木蔵之介/木村佳乃/柳葉敏郎 他
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幼い姉妹の殺害事件で未成年の容疑者が逮捕され、刑事・勝浦はその家族の保護を命じられる。
容疑者の妹・沙織を連れてホテルや友人宅を転々とするが、過熱するマスコミや世間の目に追い詰められて行き場を失っていく二人。
やがて勝浦は、以前担当した事件の被害者家族が営むペンションに身を寄せるが…。

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公開日に放送されたTVドラマ「誰も守れない」の方は、序章であることを除いても、正直面白くも何ともなかったんですが。
映画本編の方は興味深かったです。
ある日突然”殺人犯の妹”になった少女と、彼女を守る刑事の話。
少年犯罪、家庭崩壊、過熱するマスコミやネットの暴走など、現代社会の汚い部分をこれでもかと容赦なく突いているシビアなドラマ。

現実に即した重いテーマには違いなく、考えさせられる話だったとは思うけれど。
でも中盤以降は主にネットの暴走が敵となっていて、ちょっと腑に落ちなかった。あまりに露悪的な描かれ方についてはまさに「背筋が凍った」とも言うべきか(苦笑)
これが過剰な演出に過ぎないのか否かはわかりませんが、とにかくネットにまつわる暴走行為の諸々が非常に不愉快でした。
ただ、不愉快にさせる(=それも問題提起に繋げる)こと自体が目的だったというならば、潔く敗北した!と言うしかない。実にお見事です監督さん!

”加害者の家族”という立場は、ある意味では第二の被害者と言えるかもしれないが。でも本当の被害者にとってはそんなもん知ったことか!という話なんだろうと思う。
だから記者(佐々木蔵之介)のセリフ、「被害者は、容疑者の家族にも死んで償って欲しいと思ってる」については当たらずとも遠からずであろうが。
でも、妹ばかりを執拗に狙う意味はまったくわからない。
この記者自身が犯罪を憎んでいることはともかくとして、まだ中学生の妹を矢面に立たせるやり方はいかがなものか。糾弾される対象って普通は妹よりも親じゃないの…?
それどころか序盤以降、父親の存在が綺麗さっぱり完全スルーされているあたりには苦笑が漏れます。欠片も出てこないよ彼!

現代社会で生きていくことの意味や痛み、それを知っていく少女の闘いと、また少女を守ることで変化していく刑事の生き様であり成長。
それらが強調して描かれているのはわかるんだが、でもやっぱり何となく腑に落ちないものがある…。

最初は小学生かと思ったこの少女、まさかの15歳でした。
え、15歳ってこんなに幼い…?(見た目に限ったことじゃなく)
理不尽な逃避行を強いられて、大切な人や平穏な暮らしを失った過酷な状況にあるとしても、…もう少し常識的な行動を取れるんじゃないのか15歳ともなれば…。そもそも少女の言い分は、被害者側が一番叫びたいことである。
この子はどうもたびたび腹立たしい言動を繰り返してくれるので、ちょっと目に余りました。”彼女の立場を見て気持ちを動かされる”という点においては難があった。
それでもまあ、(ネタバレにつき反転)ボーイフレンドの下劣な言動よりはずっとマシだけども。(反転終了)

勝浦は綺麗事だけで刑事やってるわけじゃない、物凄く人間臭さがあるところに好感が持てました。
ドラマではなかなかのダメ人間っぷりを惜しみなく晒していたが、短期間で随分と丸くなったじゃないか(苦笑)

相棒・三島の飄々としたスタイルが好きです。
切羽詰まっていく勝浦とは対照的に、この人は良い感じに力が抜けていてホッとする。
何度かシャブ漬けというセリフが出てきましたが、そんな自虐ネタに走れる強さが敢えて演出されていたところも良かった。

この映画で最も心を動かされたのはペンションの夫婦の話でした。
柳葉・石田両名の演技の巧さもさることながら、彼らについて描かれるシーンは痛みと重さの度合いが桁違い。
辛い過去を乗り越えようと頑張る、「何もしていないのに負け犬になっちゃダメだ」と言える彼らの強さを見るにつけ、勝浦&少女組よりもこの映画の本命はむしろこっちだろうという気にさせられた。


私的評価:★★★

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