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スカイ・クロラ The Sky Crawlers
2009 / 09 / 25 ( Fri )
スカイ・クロラ [DVD]スカイ・クロラ [DVD]
(2009/02/25)
菊地凛子加瀬 亮

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『もう一度、生まれてきたいと思う?』

08年・日本(アニメーション)
<監督> 押井 守
<脚本> 伊藤ちひろ (原作:森博嗣)
<キャスト> 加瀬亮/菊地凛子/谷原章介/栗山千明/平川大輔 他
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ショーとしての戦争がビジネスで行われる世界。
「キルドレ」であるカンナミは、新たにパイロットとして配属された基地で女性司令官のクサナギと出会う。
繰り返される戦闘においてエースとして生き抜く日々の中、やがてカンナミはクサナギが秘める苦悩に触れていくのだが…。

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原作は未読です。
聞いた話によればシリーズの最初の巻だけが映画になったらしいですね。
さほど予備知識のない状態での鑑賞でしたが、とりあえず感想の第一声としては。
何故プロの声優を起用しないのだ。
主人公・カンナミを演じた加瀬氏は大好きですが、お声自体も素敵でしたが、でもやっぱり本職のようにはいかないわけで。感情の起伏が乏しい淡白なキャラクターだったからまだ良かったけれど、しかし残念ながらなかなか素敵な棒読みでいらっしゃいまし…た(苦笑)
加瀬氏のみならず女性陣も然りで、宣伝効果等の事情もあるのだろうが、それでも声はプロを起用して欲しかったと切に思う。悲しいことに、なまじ上手すぎる平川氏(湯田川役)が浮いてしまっていた。

カンナミのキャラクターは好印象でした。変に気負ったところのない、淡々とナチュラルな性格が好ましかった。でもあのペタッとしたヘアスタイルと、卵のようにつるんとした首から上のビジュアルは見慣れるまでにちょっと時間が掛かった事実(苦笑)
トキノのキャラクターも、力の抜け具合がバランス良くて好きだ。

全体的に淡々としている雰囲気も好きです。
切なさが押し出された愁情系の音楽も心地良かった。
世界観については、こういう世界なんだなーと割り切ってしまえば理解も出来る。
でもストーリーは消化不良。残された謎が気になって仕方ない。

とりあえず。
平和を実感するために不可欠な「ショーとしての戦争」が行われる世界であるということ。
主人公・カンナミは戦争請負会社に所属するパイロットで、「キルドレ」であること。
「キルドレ」とは、戦死しない限り、思春期の姿のまま永遠に生き続ける存在であること。
判ったのはこの程度ですが(本当に最低限)、ただ彼らが自分たちを「子供」と主張するわりには、外見は普通に大人だったよなあと思うし(単に絵の問題かもしれないが)。
煙草もビールもガツガツ嗜んでいらっしゃったし(法律が異なると言われればそれまでだが)。
つか声が子供じゃないだろうアレは(声優さんの問題ですかね)。

何よりも「キルドレ」の生体がどうなっているのか謎です。
彼らが繰り返し生かされているらしいことは判ったが、「前任者」の遺伝子はどうやって移し変えられているのだ。
仮に、彼らを生み出している機関にコピーか何かが保存されていたとしても、それならば「前任者」として生きた間の成長(戦闘能力や飛行技術の上達等)は意味をなくしてしまうし。じゃあやっぱりリセットされるわけではなくて、戦死したパイロットから何らかの手段で回収が行われているのだろうか。
判らん…!

判らんと言えばクサナギ、あの人は結局何がしたいのかまったく判りませんでした。
最も行動が不可解な人だった。

レストラン(?)の階段に座っていた老人にもどんな意味があったのかと思う。
存在感だけは何度も重ねて主張されていたけれど、結局何も明かされなかったしな。

飛行(戦闘)シーンだけ3D化するあたりにも何か意味があったのだろうか。
CG技術はともかくとして、中途半端すぎる部分的なリアリティは失礼ですがわりと気持ち悪かったです。アニメーションは平面がいい…。

「繰り返される同じ日々」の中で「子供が否応なく兵士となり戦わされている世界」である以上、それ相応のメッセージは含まれていたように思いますが。
でもそれが観る側にちゃんと伝わるかと言うと、小難しいストーリーが壁となって微妙なところじゃないのかなあとも思う。

独走態勢で放置されてゆく謎を気にせず、こういうもんなんだと世界観だけ眺めるならば、好みの問題はあれど楽しめる映画かもしれません。
でも事あるごとに理屈や解明を求めてしまうと消化不良すぎると言わざるを得ない。どちらかと言えば私は後者であるので、映画として面白かったかと問われるとすみませんが首を傾げます。

ちなみに「キルドレ」という単語は早くから出現するにも関わらず、それが一体何なのか、物語も終盤に差し掛かった頃になってやっと明かされるというのはちょっと引っ張りすぎのような気もした。
そういう手法も有りなんだろうが、しかし消化不良に拍車をかけてくれる一因でもありました。

あとは最後の最後(スタッフロール後のワンシーン)で、クサナギが「眼鏡を外して後任者を出迎えた」ところは、なかなか印象的で良かった。


私的評価:★★

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