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きみに読む物語 (The Notebook)
2009 / 12 / 20 ( Sun )
きみに読む物語 スタンダード・エディション [DVD]きみに読む物語 スタンダード・エディション [DVD]
(2006/10/27)
ライアン・ゴズリングレイチェル・マクアダムス

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『誰にでも、帰りたい夏がある。』

04年・米 (ヒューマンドラマ/恋愛)
<監督> ニック・カサヴェテス
<脚本> ジャン・サルディ/ジェレミー・レヴェン (原作:ニコラス・スパークス)
<キャスト> ライアン・ゴズリング/レイチェル・マクアダムス/ジーナ・ローランズ/ジェームズ・ガーナー/サム・シェパード/ジョアン・アレン/ジェームズ・マースデン 他
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記憶を失い療養施設で暮らす老女の元へ、定期的に通っては物語を読み聞かせる初老の男性がいた。
それは1940年の夏に出会って恋に落ちた、青年ノアと少女アリーの物語。
都会育ちの資産家の娘と、田舎の貧しい青年。身分の違いに引き裂かれ、別々の人生を歩むことになった二人。
彼らの行く末が綴られた物語に、老女は静かに耳を傾ける…。

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アリーは良家のご令嬢らしからぬ快活なおてんばで、なかなか気性が激しいお嬢さん。ひと夏を過ごすために小さな田舎町へとやってきた少女。
ノアは地元の材木工場で働く青年。カーニバルの夜に無邪気にはしゃぐ彼女を見て一目惚れ。
そこまではいいんだが。

ノアの猛アタックが怖すぎます。

脅迫以外の何物でもない手段で強引にデートを迫るノアにドン引き。
積極的にも程があるよ。稀に見る美貌の青年というのならまだ判るが、どう見ても普通の青年ですよ彼。
まばゆい美少女を口説き落とそうと頑張るのはともかく、その無謀に近い自信はどこから湧いてくるのか不思議でなりません。彼のスーパーポジティブシンキングは素直に羨ましいかもしれない。

「僕はそう悪いヤツじゃない。ただ何か気に入ると無性に手に入れたくなる」

その必死の説明もいかがなものかと思う。
一歩間違えればストーカーと呼ばれかねないことに気づいていただきたい。
とんだ積極性には首をひねるばかりでしたが、まあ誠実で一途で真摯な性格なのは間違いないようなので、ラブストーリーの主人公としてギリギリ許容範囲ではありました。
しかもお嬢さんが見事にオチてしまうので、世の中わからないものです。

めくるめく情熱的な恋に落ちた二人の前に立ち塞がるのは、身分違いという名の高い壁。
すぐに引き離されて、結果的に「ひと夏の恋」に終わってしまうことに。
やがてノアは第二次世界大戦を戦う軍人となり、アリーは従軍看護婦となる。
近いようでいて実はまるで別の場所で生きる二人は再会することもなく、アリーは元兵士の青年ロンと幸せな恋に落ちて婚約。

しかしノアはその間もアリーを想い続けて一筋です。かつて交わした約束を果たそうと奮闘中。
これを一途で素敵と捉えるか、それとも彼の執念にちょっとした恐怖を感じるか、残念ながらそこら辺は微妙なところ(苦笑)

やがてノアとロン、二人の男から愛されたアリーが最終的にどちらを選ぶのか。
その選択を迫られた際に、初めて語られたママの恋物語(似た者親子である事実)が凄く良かった。ママ悪い人じゃなかった!
そして佳境に突入したここで野暮な水を差して申し訳ないですが、個人的には(ネタバレかもしれないので一応反転)何故ロンを選ばないのか。あんなに理解あるいい男なのに。何故なにもかも放り出してまでノアを選ぶのか、その謎にひたすら首を傾げてしまった(苦笑)

けれど、私にもやっとわかりました。いつもいつでも紙一重だったノア(常にストーカー予備軍)を本当に素敵だと思える時は終盤にやってきた。(もっと早く気付いてあげて)
真面目な話、どんなに年老いても、忘れられてしまっても、こうも一途に想い続けていられる強さには心から感動した。

身分違いゆえに引き離された二人の情熱的な恋と、その行く末が綴られた物語。
これだけなら単に凡作ですが、若い二人と年老いた二人が「物語を読み聞かせる」という行為を介してリンクする二重構造が彩りを添えていて、見事な良作へと変貌させていた。
思えば登場人物たちは(ノアもロンもフィンもノアの父親も)えらくナイスガイばかりだったし、女性陣もいい人ばかりで、その点から見てもあったかい物語だった。
そして「忘れる」というとてつもなく辛い障害を超えて二人が行き着いたラストシーンは、ある意味これ以上はない幸福なものだったと思う。
「きみに読む物語」、この邦題がまた素晴らしい!


私的評価:★★★

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