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容疑者Xの献身
2010 / 01 / 03 ( Sun )
容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]
(2009/03/18)
福山雅治柴咲コウ

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『その謎を、愛そう。』

08年・日本 (ミステリー/サスペンス)
<監督> 西谷弘
<脚本> 福田靖  (原作:東野圭吾)
<キャスト> 福山雅治/柴咲コウ/堤真一/松雪泰子/北村一輝/渡辺いっけい/真矢みき 他
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貝塚北署の管轄内で、顔を潰され指紋を焼かれた男の変死体が発見された。容疑者として捜査線上に浮かんだのは被害者の元妻。しかし彼女には完璧すぎるアリバイがあり、捜査に行き詰まった内海と草薙は、”ガリレオ”こと天才物理学者・湯川に協力を仰ぐ。
容疑者の隣人で、高校教師の石神は、偶然にも湯川が唯一「本物の天才」と評したかつての旧友だった。事件の裏側に彼の存在を感じた湯川は、彼とコンタクトを取るが…。

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「ガリレオ」シリーズの映画化。
テレビシリーズは数話だけ観たことありますが、いずれも原作は未読。映画のみでも楽しめる作りだったので、特に支障はなく鑑賞出来ました。
しかし単に好みの問題だけども、私は東野氏の書かれる話は苦手なので、氏の著作に対する評価は基本的に低めです。(と前置き)

テレビシリーズは「ガリレオ」こと天才物理学者・湯川学の、個性的で魅力的なキャラクターが非常にうまく活きてましたが、この映画に限っては冴えない天才数学者・石神哲哉がすべてを掻っ攫っていた。
人生に絶望した天才・石神(堤真一)と、その隣人で薄幸の美女・花岡靖子(松雪泰子)、キーパーソンである二人の演技力がそれはもう素晴らしかった。本当に素晴らしかった。さすがの役者魂でした。
失礼だが本来主役であるはずの福山&柴咲組が霞んで見えた。(もともと演技派と呼ぶには遠い二人だが)(さらに失礼)

天才物理学者VS天才数学者、友人である彼らの頭脳戦も展開されてはいるけど、物語の比重はむしろ人間ドラマの方が大きい。
タイトルに「愛」を使わず、敢えて「献身」という単語がチョイスされている、この表現には震えが走りました。なるほど、言い得て妙だ!
まあこれを究極の純愛と見るか、行きすぎた異常行為と見るかは人それぞれでしょうけど。個人的には後者寄りの中間といった感じです。
ついでに堤真一の怪演が素晴らしすぎるあまり、ひたすら気持ち悪い石神というイメージがうっかり定着しかけましたが(ストーカーの役どころが似合いすぎる件)、実はあれすらも計算だったとはしてやられた!

ただ石神の行動には解せない部分があって、そこが疑問として残る。
緻密な計算が行われていたことはわかったが、しかし(ネタバレ反転)最初の事件の死体処理が完璧だったと言うなら、その後の殺人は必要なかったんじゃないのだろうか。死体が発見されない=そもそも事件が発覚しないのだし。(反転終了)
まあそれを言ってしまうとまず物語が動かないので身も蓋もないわけですが(苦笑)

もうひとつ。
湯川の介入は不測の事態だったに違いないけど、それに対する適切な対処がなされていないのも不可解です。石神ほどの天才なら早々に何らかの手を打ちそうなのに。
湯川に掛かれば間違いなく自分のトリックは暴かれると推測していたはず。だったら、湯川から彼女に話が伝わって、彼女が罪の意識に耐え切れず出頭してくることだって予想出来ただろうに。
湯川にも、そして彼女にも、石神がどんな期待をしていたのか全然わからなかった。

総合感想としては。
よく出来た作品かもしれませんが、そしてどこまで原作に忠実なのかも不明ですが、この後味の悪さはさすが東野圭吾だなあとは思った。


私的評価:★★★

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