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半落ち
2006 / 10 / 28 ( Sat )
半落ち [DVD]半落ち [DVD]
(2004/07/21)
寺尾聰石橋蓮司

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『私は、最愛の妻を殺しました。』

04年・日本 (ヒューマン)
<監督> 佐々部 清
<脚本> 田部俊之/佐々部 清  (原作:横山秀夫)
<キャスト> 寺尾 聰/原だ美枝子/柴田恭兵/鶴田真由/國村 隼/伊原剛志/樹木希林/吉岡秀隆 他

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【半落ち】 … 警察用語
容疑者が容疑を一部自供するも完全に自供してはいない状態を指す。

「私、梶聡一郎は、3日前、妻の啓子を自宅で首を絞めて殺しました。」
アルツハイマー病の妻に懇願されての、現役警部による嘱託殺人。
マスコミや上層部が激しく騒ぎ立てる中、取り調べに対して梶は、自首するまでの空白の2日間について固く口を閉ざしたまま何一つ語ろうとしない。
7年前に一人息子を亡くして以来、寄り添い合って生きてきた夫婦に一体何があったのか…。

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守りたかったもの。これから守るべきもの。
頑なに守り通そうとした、真実と命の尊厳。
梶が抱える思いの深さや重さが、演じる寺尾聰の表情や仕草から痛いほどに怖いほどに伝わって参ります。さすがの演技派…!

エンドロールで流れる梶一家の姿にはとても泣かされました。曲も良かった。
が、ひとつ難を言えば映画館の大音量で森山直太朗が発する高音は多少耳に痛かったよ…。

そしてこの映画を観る少し前にTVドラマ「ビ●ナー」で似た設定の話を観てしまったために、先にそっちでガッツリ泣き尽くしてしまったために、色々と半減したのが残念でならない(沈)


ひとつふたつ愚痴を(以下反転)

物語後半の、若き判事の梶に対する問いかけ。
「人は魂を失ったら、もう生きる価値はないのですか。」
…いや、そんなことを法廷で口にしないでくれませんか。と思いつつ。
じゃあ”価値”の一言で人を裁けるのですか、という疑問も生まれてくるわけで。
彼が「判事」という職務に反して法廷で激昂してしまうのは、自身が同じ病に伏す父親を持ち苦しむが故なんでしょうけれども。
でも、この人は確かにとても苦しんでいるけれど、戦ってません。
本当に精一杯戦っているのは、この人の奥さんです。
奥さんの姿は、その言葉は、心に訴えかけてくるものが多々ありました。

そしてもう一つ、嘱託殺人に感じる疑問点。

ど う し て 託 す ん で す か ね … !? (声を大にして)

最期は愛する人の手で逝かせて欲しい、とそういうことですか?
待ってくれ…!それは疑問です。繰り返しますが、どうして託すのですか。
相手が愛する人ならば尚更です。その人の、その後の人生はどうなるのですか。
混乱や絶望から生じてしまった結論かもしれませんが、それはあまりにもあまりにも自分本位すぎやしませんか。


私的評価:★★★
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