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アンフェア the movie
2008 / 04 / 23 ( Wed )
アンフェア the movie [DVD]アンフェア the movie [DVD]
(2007/09/19)
篠原涼子

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『信じられるのは、自分だけ』

07年・日本(アクション)
<監督> 小林義則
<脚本> 秦建日子  (原作:藤嗣麻子)
<キャスト> 篠原涼子/寺島進/江口洋介/加藤雅也/阿部サダヲ/椎名桔平/濱田マリ 他
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雪平夏見の娘が入院している警察病院がテロリストに占拠された。
彼らの要求は、警察庁が不正流用した機密費の80億円。
突入したSAT隊をも容易く殲滅してみせたテロリストと、裏金の存在を否定する警察との攻防戦が繰り広げられる中、雪平は事件に巻き込まれた娘を救い出そうとするが…。

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※ネタバレ含有につきご注意願います。


最初に率直な意見をひとつ。
連ドラの映画化というと結構な確率で陥るのがこの結果だと思うんですが、今回も例外なくキタ。

これを映画にする必要はどこにあったの?

テレビシリーズ未見の人でも、映画単体で楽しめるような配慮は成されておりました。
が。それが少なからず原因なんだろうか、この酷い有り様は…。
張った伏線が回収されて無いのかそもそも伏線ですら無かったのか、ムダな描写てんこ盛りのわりに肝心の展開が無謀なトントン拍子且つぼっこぼこの穴だらけで、まさに”アンフェア”な仕上がりになってました。
基本テーマの「アンフェアなのは誰か」。
誰っていうよりむしろ製作がアンフェアだと思うよ…!(苦笑)
そう思わせることこそが狙いならお手上げだけど!

ちなみにツッコミどころも満載でした。わかりやすい例を挙げるならばコレ。
→ハイヒールで院内を闊歩してもまったく見つからない雪平夏見。(透明人間ですか貴方)
→あっさり裂ける戸田の防護服。(脆弱にも程がある)(しかもガムテで補修を試みるトンデモっぷり)

やたら豪華だったキャストについては、個人的に二点しか目が行かなかったのでそこだけ特筆させていただきます。
寺島進は男前すぎると思う。(蓮見じゃなくても惚れます)
そして阿部サダヲは出番が少なすぎると思う。(折角昇格したのにこの扱い…!)

どうであれテレビシリーズから続いて、雪平夏見はこれで人間不信に陥らなかったらどんな聖人君子ですかと思うくらいに、ひっどい裏切りのオンパレードでありました。
しかも個人的にとても嫌いな、スッキリ完結しない系の映画だったのが残念です。
とりあえず目下の謎。

ラストシーンで”彼”を狙撃したのは誰なんですか?

やっぱり(ネタバレ反転)薫ちゃんですか?あの派手なベストは薫ちゃんですか?(反転ここまで)
一応微妙に伏線は張られていたけども、確かにあの薬莢を拾って内ポケットに入れる仕草とか前にも似たような描写があったけども。……えー。
ついでにテレビシリーズで牧村を撃ったのは誰なんだろうか。
(再び反転)安藤は確かにライフルを蓮見の家に運び込んでる様子は映像として流れてたけど、でも肝心の狙撃シーンは無かったんだよなあ…。もしやそれも薫ちゃんだった可能性があるの…?(反転ここまで)
わからん…!

ちなみに映画に限らずテレビシリーズに対しても、スペシャル版に対しても同じこと思いましたが。
どうも黒幕さんの演技自体に伏線が張られて無さすぎるというか。
正体暴かれるその直前までの演技が、あまりにも素でありすぎると思う。
”自分が最終的に黒幕である”という認識を踏まえて演技して欲しい、というのはさすがに無理難題かもしれませんが、せめて演出でもいいから描写は欲しかったです。
普段の姿と、復讐を胸に秘めてあれだけの犯行に及んだ人間のそれとは、あまりにも結びつかなすぎたというか。
実はこいつが犯人でした、と露見したときに「えええええ!?あ、でも確かにそういえば…!」という、この”そういえば”に該当する描写が欲しかったです。
もしかして怪しいの…?と思わせる一面がほんの極少であるばかりに犯人が唐突すぎて、むしろ消去法しかなくて逆に拍子抜けでした。
(反転)安藤もそうだが、安平さんは尚更。(反転終了)


私的評価:★★
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