映画タイトルINDEXはコチラからもご利用いただけます。(別窓)


スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 | page top↑
象の背中
2009 / 05 / 06 ( Wed )
象の背中 スタンダード・エディション [DVD]象の背中 スタンダード・エディション [DVD]
(2008/03/19)
役所広司今井美樹

商品詳細を見る


『「今」この幸せを、生きていく──』

07年・日本 (ヒューマンドラマ)
<監督> 井坂聡
<脚本> 遠藤察男  (原作:秋元康)
<キャスト> 役所広司/今井美樹/塩谷瞬/南沢奈央/井川遥/高橋克実/白井晃/岸部一徳 他
****************************************************************
充実した人生の円熟期を迎えている48歳の藤山幸弘は、ある日突然末期ガンで余命半年と宣告されてしまう。
改めて自分の人生を振り返った彼は、延命治療を拒否し、最期の瞬間まで普通に生きることを選択。
初恋の相手や喧嘩別れした親友など、気持ちを伝えられずに悔いを残してきた人たちと再会し、別れを告げていくが、しかし妻の美和子だけにはなかなか真実を打ち明けられずにいた…。

****************************************************************

家族愛をテーマにしたわかりやすく泣けるヒューマンドラマに仕上げたかったんだろうが。
あまりにも男のロマンてんこ盛りすぎて、失笑しか浮かびません。
まあ中年男性からは驚異の高支持率を叩き出しそうな物語ではあったと思う。

主人公は一般的なごく普通のサラリーマン。
後光が差して見えるような善人でもなければ、眉を顰めるほど悪人でもない。
企業の管理職に就き、仕事はそこそこ順調。よくできた妻と可愛い子供たちに囲まれて幸せな家庭も築いている。
仕事と家庭、共に大事にしているというスタンスには好感が持てました。が。
献身的で美しく聡明な非常によく出来た妻がありながら、よそに若い愛人を作っていらっしゃる。しかもそっちにも等しく愛情を注いでるというのは、さすがに如何なものかと興ざめ。
病という不幸以外はあらゆるものに恵まれた男が、理想的に人生を清算し、愛する家族に看取られて最期の瞬間を迎えるという、大概ご都合主義にも程があるストーリー。

末期ガン(肺ガン)にしても、ヘビースモーカーだった己の自業自得と言えなくもないだろうこの人。
しかも宣告された後もお構いなしに吸い続ける上、誰も止めないという不思議現象。もう本人の好きにさせてあげようという周囲の思いやりかもしれないが、見ている側としてはなかなか不愉快。

喧嘩別れしたかつての親友と仲直りする件は良い展開でしたが。
でも初恋の人(しかも相手は自分のこと覚えてない)をわざわざ呼び出して、実は初恋だったんです死期が迫っているのでそれをどうしてもあなたに伝えたかったんです、と心情を吐露するあたりには思いっきり苦笑い。あなたもうちょっと相手の迷惑考えた方がいい。
さらに自分の死後、愛人にも分骨してやってほしいと兄に頼む件には呆れるの通り越して笑いを誘われました。
「奥さんの気持ちを考えてあげなさい」と兄ちゃんが諭してくれますが、心の底から同感である。妻の気持ちもそうだが、愛人の気持ちと迷惑も考えてあげてくれと思う。

プライベートでは家族に温かく支えられ、ビジネスでは同僚が一歩引いて自分を立ててくれて、かつて喧嘩別れした親友や兄とは上手く仲直りし、さらに決して踏み込み過ぎず絶妙な距離を保ってくれる愛人までいる。
多くの人の厚意を受け、最期はホスピスで妻に手を握られながら眠りにつく主人公です。とにかく9割が自己満足で出来ている男の物語です。これを観て「さあ泣いてくれ」といわれても無理な話である。

ただただ、役所広司の演技力のみに★3つ付加。


私的評価:★★★

| 邦画 | page top↑
チーム・バチスタの栄光
2009 / 03 / 03 ( Tue )
チーム・バチスタの栄光 [DVD]チーム・バチスタの栄光 [DVD]
(2008/08/08)
竹内結子阿部寛

商品詳細を見る


『犯行現場は、半径10cm。この7人の中に、いる。』

08年・日本 (サスペンス)
<監督> 中村義洋
<脚本> 斉藤ひろし/蒔田光治  (原作:海堂 尊)
<キャスト> 竹内結子/阿部 寛/吉川晃司/池内博之/井川 遥/田口浩正/玉山鉄二/田中直樹/佐野史郎/國村 隼 他
****************************************************************
難易度の高いバチスタ手術を専門とする、”チーム・バチスタ”。
東城大学病院の天才外科医・桐生が率いるこのチームは、過去26回の手術をことごとく成功させてきたが、しかしこのたび何故か3例立て続けに失敗。
病院側は原因を見極めるため、心療内科医の田口に内部調査を命じた。
果たしてこれは不運な事故か、医療ミスか、それとも連続殺人か…。

****************************************************************

原作は未読です。映画は今回が初。
TVドラマ版の方は既に観ていたんですが、…せめてドラマよりこっちを先に観るべきだった!悔やまれる!

ドラマは1クールという長い尺の中で、チームのメンバーひとりひとりの心理的な葛藤やら置かれている状況やらが詳細に描き出されていたおかげで、やや冗長気味ではあったがそれでもググッと世界に入り込んで観ることが出来たのですが。
映画は無理矢理2時間の枠に収めているばかりに、必要なことが描ききれておらずそこらじゅうで消化不良が発生していた…。ドラマと比較してしまったせいでもありますが、あらゆる箇所で説明不足と丸投げ感が否めず正直ガッカリでした。

田口&白鳥のコンビネーションに関しては、どっちも軽妙であり珍妙であり素晴らしかったが!
阿部寛もハマり役だったとは思うが、竹内結子はあの手の役柄(素直でテンパりやすく、周りに振り回され巻き込まれる系)を演じさせれば右に出るものはないと思いました。実に見事だった。
でも個人的にはドラマの配役の方が好きだ。

ちなみに今回の映画は「犯人」を知った上で観ましたが。
あの人の犯行は、つまり日々忙殺されて気力精神力ともにギリギリ崖っぷちな生活を強いられていた=ストレスが引き金になったんだろうと思われるんだけども。
しかし追い詰められている様子の描写がほとんど無いに等しいゆえ、説得力に欠けすぎていて単なるイカレ野郎にしか見えないのが惜しいです。
……まあパッと見た感じからあの人ちょっとアレだよね(苦笑)、とかそんなことは別に言っていないが!(言ってる)(しかもその表現かなり犯人が限定される)


私的評価:★★★

| 邦画 | page top↑
誰も守ってくれない NOBODY TO WATCH OVER ME
2009 / 02 / 06 ( Fri )
誰も守ってくれない プレミアム・エディション<初回生産限定> [DVD]誰も守ってくれない プレミアム・エディション<初回生産限定> [DVD]
(2009/09/02)
佐藤浩市志田未来

商品詳細を見る


『俺に、人を守れるのか。

あなただけは、信じてる。』


09年・日本 (ヒューマンドラマ)
<監督> 君塚良一
<脚本> 君塚良一/鈴木智
<キャスト> 佐藤浩市/志田未来/松田龍平/石田ゆり子/佐々木蔵之介/木村佳乃/柳葉敏郎 他
****************************************************************
幼い姉妹の殺害事件で未成年の容疑者が逮捕され、刑事・勝浦はその家族の保護を命じられる。
容疑者の妹・沙織を連れてホテルや友人宅を転々とするが、過熱するマスコミや世間の目に追い詰められて行き場を失っていく二人。
やがて勝浦は、以前担当した事件の被害者家族が営むペンションに身を寄せるが…。

****************************************************************

公開日に放送されたTVドラマ「誰も守れない」の方は、序章であることを除いても、正直面白くも何ともなかったんですが。
映画本編の方は興味深かったです。
ある日突然”殺人犯の妹”になった少女と、彼女を守る刑事の話。
少年犯罪、家庭崩壊、過熱するマスコミやネットの暴走など、現代社会の汚い部分をこれでもかと容赦なく突いているシビアなドラマ。

現実に即した重いテーマには違いなく、考えさせられる話だったとは思うけれど。
でも中盤以降は主にネットの暴走が敵となっていて、ちょっと腑に落ちなかった。あまりに露悪的な描かれ方についてはまさに「背筋が凍った」とも言うべきか(苦笑)
これが過剰な演出に過ぎないのか否かはわかりませんが、とにかくネットにまつわる暴走行為の諸々が非常に不愉快でした。
ただ、不愉快にさせる(=それも問題提起に繋げる)こと自体が目的だったというならば、潔く敗北した!と言うしかない。実にお見事です監督さん!

”加害者の家族”という立場は、ある意味では第二の被害者と言えるかもしれないが。でも本当の被害者にとってはそんなもん知ったことか!という話なんだろうと思う。
だから記者(佐々木蔵之介)のセリフ、「被害者は、容疑者の家族にも死んで償って欲しいと思ってる」については当たらずとも遠からずであろうが。
でも、妹ばかりを執拗に狙う意味はまったくわからない。
この記者自身が犯罪を憎んでいることはともかくとして、まだ中学生の妹を矢面に立たせるやり方はいかがなものか。糾弾される対象って普通は妹よりも親じゃないの…?
それどころか序盤以降、父親の存在が綺麗さっぱり完全スルーされているあたりには苦笑が漏れます。欠片も出てこないよ彼!

現代社会で生きていくことの意味や痛み、それを知っていく少女の闘いと、また少女を守ることで変化していく刑事の生き様であり成長。
それらが強調して描かれているのはわかるんだが、でもやっぱり何となく腑に落ちないものがある…。

最初は小学生かと思ったこの少女、まさかの15歳でした。
え、15歳ってこんなに幼い…?(見た目に限ったことじゃなく)
理不尽な逃避行を強いられて、大切な人や平穏な暮らしを失った過酷な状況にあるとしても、…もう少し常識的な行動を取れるんじゃないのか15歳ともなれば…。そもそも少女の言い分は、被害者側が一番叫びたいことである。
この子はどうもたびたび腹立たしい言動を繰り返してくれるので、ちょっと目に余りました。”彼女の立場を見て気持ちを動かされる”という点においては難があった。
それでもまあ、(ネタバレにつき反転)ボーイフレンドの下劣な言動よりはずっとマシだけども。(反転終了)

勝浦は綺麗事だけで刑事やってるわけじゃない、物凄く人間臭さがあるところに好感が持てました。
ドラマではなかなかのダメ人間っぷりを惜しみなく晒していたが、短期間で随分と丸くなったじゃないか(苦笑)

相棒・三島の飄々としたスタイルが好きです。
切羽詰まっていく勝浦とは対照的に、この人は良い感じに力が抜けていてホッとする。
何度かシャブ漬けというセリフが出てきましたが、そんな自虐ネタに走れる強さが敢えて演出されていたところも良かった。

この映画で最も心を動かされたのはペンションの夫婦の話でした。
柳葉・石田両名の演技の巧さもさることながら、彼らについて描かれるシーンは痛みと重さの度合いが桁違い。
辛い過去を乗り越えようと頑張る、「何もしていないのに負け犬になっちゃダメだ」と言える彼らの強さを見るにつけ、勝浦&少女組よりもこの映画の本命はむしろこっちだろうという気にさせられた。


私的評価:★★★

| 邦画 | page top↑
イエスタデイズ
2008 / 11 / 14 ( Fri )
イエスタデイズ デラックス版 [DVD]イエスタデイズ デラックス版 [DVD]
(2009/03/25)
塚本高史國村隼

商品詳細を見る


『今日も、明日も、あさっても、僕の中には、君がいる──』

08年・日本 (ヒューマン)
<監督> 窪田 崇
<脚本> 清水友佳子  (原作:本多孝好)
<キャスト> 塚本高史/國村 隼/和田聰宏/原田夏希/風吹ジュン 他

****************************************************************
仕事人間の父親に反発して家を出てから3年。病に倒れた父が余命僅かであることを知らされた聡史は、駆けつけた病院で最後の頼みごとをされる。
「真山澪という女性を捜して欲しい」。
父が32年前に付き合っていたという恋人。その行方を渋々捜し始めた聡史は、彼女が昔住んでいた古いアパートを訪れるが、そこで思いもよらぬ不思議な体験をする。
ドアを開けた向こうにいたのは、若き日の父親と澪だった…。

****************************************************************

原作本を読んだのがもうかなり前なので詳細を覚えておらず、相違点については定かじゃないんですが。でも映画は映画で凄く綺麗に纏まってました。
超常現象を交えながらもベースは人の想いや親子の和解であり、主人公の成長へと繋がって集結するそのストーリーは極めてベタですが、でも本当に丁寧に綴られているのですんなり物語に入り込める。流れる空気が静かで、映像も美しくて心地良かった!

超常現象発生のおかげで過去の父親と奇妙な友情を育み、彼の想いや仕事人間になった経緯を知った息子は、現在の父親とも歩み寄ることが出来てわだかまりも溶け、成長していくという。
多少くすぐったいが非常に良い話でした。

聡史は基本まっすぐな好青年であり、いかに反発していようと根っこの部分に歪みがないのが前面に出ているので見ていて普通に微笑ましいです。反抗期の若者(いやそんな歳じゃないけど)にありがちと思われるイキがった部分もなく、特にイラつかずにその動向を見守ることが出来ていい。
余談ですが、聡史が若昭彦&澪のことを「君」と呼ぶのが物凄い違和感でした。澪に対してはともかく昭彦にもか!
それはそれで勿論いいんですが、やっぱり基本いいとこのお坊ちゃんなんだな聡史は。…ちょ、可愛いじゃないか!(微笑)

聡史が澪に心惹かれる描写については、親子だから好みが似てるとかそんな遺伝的理由は軽く超越して、真山澪が聖母であるという理由によるところが大きいと思いました。
ほんと完璧すぎるだろうあの人!こんな出来た女性どこにいるんだ!
彼女を演じる女優さんは初めてお目に掛かりましたが、雰囲気が良かったです。可愛かった。

そして若き日の父・昭彦を演じる和田聰宏も素っ晴らしく輝いていた。
ドラマ「東京湾景」「ライアーゲーム」以来久しぶりに拝見しましたが、上手くなってるなあ。そして役柄もよく似合っておられた。つか、若昭彦があまりにもイイ奴すぎて眩しいです(笑)
あんた、なんて気のいい男なんだ!不可抗力とはいえ彼女の部屋に不法侵入した聡史を、どこまでも温かく迎える寛大さにびっくりです。(まあ殴りはしたけども)(でもその後の全力歓迎ぶりは目を瞠るものがある)

やがて迎えた転機における若昭彦の決断と、その思いを酌んだ澪の決断と、そして聡史の母親の想いはもうなんて切ないんだ…!とここは素直に泣けました。
特に澪と聡史の母親、女性陣はつくづく器がでかすぎる。

ただ昭彦と別れる前に澪の妊娠が発覚していたならば…!と思うと、また違う意味でも切なさが込み上げます。彼女の夢のために敢えて遠ざけたのに、結局子育て優先で澪は夢を断念したんだものなあ…。

最後にもうひとつ。
頑固親父の役をやらせたら右に出る者はないと思う、國村さんが好きだー!(力一杯)


私的評価:★★★★
| 邦画 | page top↑
20世紀少年 第一章 (Twentieth Century Boys)
2008 / 09 / 18 ( Thu )
20世紀少年 第1章 終わりの始まり 通常版 [DVD]20世紀少年 第1章 終わりの始まり 通常版 [DVD]
(2009/01/30)
唐沢寿明豊川悦司

商品詳細を見る


『世界が終わろうとしています。ぼくらの"ともだち"によって──。』

08年・日本 (アクション)
<監督> 堤幸彦
<脚本> 福田靖/長崎尚志/浦沢直樹/渡辺雄介 (原作:浦沢直樹)
<キャスト> 唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/香川照之/石塚英彦/宇梶剛士/宮迫博之/生瀬勝久/佐々木蔵之介 他
****************************************************************
20世紀末。ロックスターへの夢を諦め、失踪中の姉の子を背負いながらコンビニ経営に勤しむケンヂ。
ある日開かれた小学校の同窓会で、彼は再会した友人たちから奇妙な話を聞かされる。
”ともだち”と呼ばれる謎の人物率いるカルト教団が、ケンヂが小学生の頃に遊びで書いた“よげんの書”を元に事件を起こしているという。
やがてかつての仲間の一人が殺され、世界滅亡の危機が現実に起ころうとしていることを知ったケンヂは、地球を救うために立ち上がるが……。

****************************************************************

原作未読のため映画単体のレビューです。
それなりに辛口です。
この映画に良い印象を持っている方は、決してご覧にならないでくださいね。





なんとも凄かったです(色んな意味で)。
3部作らしいけれど、これにまだ続きがあるのか…。

巨大スケールのトンデモ娯楽作でした。
監督に堤幸彦、端役に至るまでやたらめったら豪華なキャスティング、それと過剰な番宣。
ああこれだけ揃えなきゃならなかったんだなぁ、と。そうしなきゃ作れたもんじゃない映画だったんだなぁとしみじみ思いました。
同時に、何故そうまでして実写化したのか不思議でならんかった。

四半世紀以上も昔の同級生なんて誰が誰だかわからん!っていう気持ちは、まあ確かにとてもよく理解出来る。実際自分が小学校以来交流のない人間を覚えているかと問われれば力一杯全否定するしかない。脳内キャパにそんなゆとりは無いというか、不要な記憶など成長過程で上書き更新済みである。
でも、子供にとって”秘密基地”の存在ってかなり特別に重要じゃなかろうか…。
秘密基地とかそれ共有した仲間についてはさすがに忘れないと思うんですが、どうなんだろう。
ケンヂの物忘れは酷いを通り越して軽く記憶喪失レベルじゃないのか。誰だっけ?何だっけ?そうだっけ?のオンパレードでしたが、忘れるにも程があるよ!

ちなみに主演の某氏のなんとも微妙な演技は素なのか、それすら役作りなのかは判断つきかねました。
彼をスクリーンで観たのは初めてですが、…え、あんなに微笑ましい演技力だった…?
遥か昔のテレビドラマくらいしか記憶にない(=結局演技力は記憶にない)ので、何とも言えないけれど…。

どうでもいいが指名手配犯が路上で歌うたってる場合か。

そして”ともだち”の正体ですが、背格好とか髪型とかあらゆる点でどう見たって(ネタバレにつき反転)蔵之介ですよねアレ。万が一違ったらどこの双子かと思うくらいには蔵之介ですよねアレ。(反転終わり)
仮面(お面?)が何の意味も成してないよ!

全編通してリアリティは欠片も見当たりませんが、でもカルト教団にしろ何にしろ、なんらかに固執し妄信する人間(さらに人海戦術)は恐怖ですよねという、その辺りには普通に戦慄いた。あそこまで行くと誇大表現なのはもちろんだけど、でもそこはリアルに怖い部分だった…。

ラストシーンで希望を失わず穴掘って脱獄しようとしている某氏を見た時には、胸中で盛大にツッコミを入れさせていただきました。私そういうのどっかで見た。(たぶんS・キングのアレ)

赤ん坊だったカンナはいい女に育ったものです。第二章は彼女の活躍が描かれるんだろうか。
三部作がどう終結するのか気にならないと言えば嘘になりますが、かと言って二章・三章もスクリーンで確認しようと思えるほどの情熱とそれに割ける金銭的余裕はまったく無い。


私的評価:★★
| 邦画 | page top↑
アンフェア the movie
2008 / 04 / 23 ( Wed )
アンフェア the movie [DVD]アンフェア the movie [DVD]
(2007/09/19)
篠原涼子

商品詳細を見る


『信じられるのは、自分だけ』

07年・日本(アクション)
<監督> 小林義則
<脚本> 秦建日子  (原作:藤嗣麻子)
<キャスト> 篠原涼子/寺島進/江口洋介/加藤雅也/阿部サダヲ/椎名桔平/濱田マリ 他
****************************************************************
雪平夏見の娘が入院している警察病院がテロリストに占拠された。
彼らの要求は、警察庁が不正流用した機密費の80億円。
突入したSAT隊をも容易く殲滅してみせたテロリストと、裏金の存在を否定する警察との攻防戦が繰り広げられる中、雪平は事件に巻き込まれた娘を救い出そうとするが…。

****************************************************************

※ネタバレ含有につきご注意願います。


最初に率直な意見をひとつ。
連ドラの映画化というと結構な確率で陥るのがこの結果だと思うんですが、今回も例外なくキタ。

これを映画にする必要はどこにあったの?

テレビシリーズ未見の人でも、映画単体で楽しめるような配慮は成されておりました。
が。それが少なからず原因なんだろうか、この酷い有り様は…。
張った伏線が回収されて無いのかそもそも伏線ですら無かったのか、ムダな描写てんこ盛りのわりに肝心の展開が無謀なトントン拍子且つぼっこぼこの穴だらけで、まさに”アンフェア”な仕上がりになってました。
基本テーマの「アンフェアなのは誰か」。
誰っていうよりむしろ製作がアンフェアだと思うよ…!(苦笑)
そう思わせることこそが狙いならお手上げだけど!

ちなみにツッコミどころも満載でした。わかりやすい例を挙げるならばコレ。
→ハイヒールで院内を闊歩してもまったく見つからない雪平夏見。(透明人間ですか貴方)
→あっさり裂ける戸田の防護服。(脆弱にも程がある)(しかもガムテで補修を試みるトンデモっぷり)

やたら豪華だったキャストについては、個人的に二点しか目が行かなかったのでそこだけ特筆させていただきます。
寺島進は男前すぎると思う。(蓮見じゃなくても惚れます)
そして阿部サダヲは出番が少なすぎると思う。(折角昇格したのにこの扱い…!)

どうであれテレビシリーズから続いて、雪平夏見はこれで人間不信に陥らなかったらどんな聖人君子ですかと思うくらいに、ひっどい裏切りのオンパレードでありました。
しかも個人的にとても嫌いな、スッキリ完結しない系の映画だったのが残念です。
とりあえず目下の謎。

ラストシーンで”彼”を狙撃したのは誰なんですか?

やっぱり(ネタバレ反転)薫ちゃんですか?あの派手なベストは薫ちゃんですか?(反転ここまで)
一応微妙に伏線は張られていたけども、確かにあの薬莢を拾って内ポケットに入れる仕草とか前にも似たような描写があったけども。……えー。
ついでにテレビシリーズで牧村を撃ったのは誰なんだろうか。
(再び反転)安藤は確かにライフルを蓮見の家に運び込んでる様子は映像として流れてたけど、でも肝心の狙撃シーンは無かったんだよなあ…。もしやそれも薫ちゃんだった可能性があるの…?(反転ここまで)
わからん…!

ちなみに映画に限らずテレビシリーズに対しても、スペシャル版に対しても同じこと思いましたが。
どうも黒幕さんの演技自体に伏線が張られて無さすぎるというか。
正体暴かれるその直前までの演技が、あまりにも素でありすぎると思う。
”自分が最終的に黒幕である”という認識を踏まえて演技して欲しい、というのはさすがに無理難題かもしれませんが、せめて演出でもいいから描写は欲しかったです。
普段の姿と、復讐を胸に秘めてあれだけの犯行に及んだ人間のそれとは、あまりにも結びつかなすぎたというか。
実はこいつが犯人でした、と露見したときに「えええええ!?あ、でも確かにそういえば…!」という、この”そういえば”に該当する描写が欲しかったです。
もしかして怪しいの…?と思わせる一面がほんの極少であるばかりに犯人が唐突すぎて、むしろ消去法しかなくて逆に拍子抜けでした。
(反転)安藤もそうだが、安平さんは尚更。(反転終了)


私的評価:★★
| 邦画 | page top↑
前ページ | ホーム | 次ページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。